そんこんなで どんなもんだ


by makitohigo
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カテゴリ:穴( 8 )

完結

まあ 意味不明の物語が終わりまして

あれを読んで考えることがあれば
それはひごくんの意志ではなく
自分の心を反映しているものだと
考えていただきたい

メタファーとはそういうものだと思う


まあ もちろん自分的にはある一定の意志が含まれてるけど
それが伝わるとはこれっぽっちも考えてない
あまりに自己満足だから


コミュニケーションというのは
そういうものだと思う

自分の言葉はその口から離れた時点で
自分の意志からも離れる
独自の主体的な意志を持って
その役割を果たす

逆もしかりだ
人の言葉を理解したと思っても
それは自分の心が反映されてしまうのだ

言葉には魂がある 「言霊」
とてもすばらしい概念だ
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by makitohigo | 2006-08-03 02:13 |

穴 7

<つづき>

ブラック・ホールを腹に作った私は

見事に闇をもとりこみ
周囲は真空状態になり

世界には抵抗がなくなり
摩擦がなくなり
すべては平和で退屈な光に包まれました

そうして ようやく私は穴の底に辿りついたのでした

私は真理を求めました

おそらくカフェオレの真理がこの穴にあるはずだ
そう確信を持ちながら
私はあくまでも真理を探したのでした



いくらでも真理は存在しておりました
吐いて捨てるほどに世の中は真理にまみれていました
真理は真理を呼び、真理と繋がり、真理と衝突しておりました
そのどれもが本物でありながらにして
同時的に偽物でもありました

なにが正しいかを探すことは困難を極め
なにが間違っているかを知ることはさらに困難なものでありました

みつけた正義は腐っており
間違いと考えていた物事は
温もりをもって私を包みました

カフェオレは
いつまでたってもカフェオレであり

その真理は私を悩ませ、苦しめました


コーヒーに牛乳を入れる
しかしコーヒーと牛乳は同量でなくてならず
そして同時に注がれなければならない

その時点でコーヒーはコーヒーではなくなり
牛乳は牛乳ではなくなる

おたがいが混ざりあい
相互を補完することにより

カップの中には混沌が生まれ
その後、新しい秩序が生まれる




私は混乱し
私は絶望して
腹のブラック・ホールを捨て
カフェオレの穴から出たのでありました

<終わり>
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by makitohigo | 2006-08-02 01:49 |

穴 6

自分の腹にブラック・ホールを作るにはどうすればよいか

まず 全てを受け入れることです

なにも拒否してはいけません

全てをありのままに受け入れるのです

これは
簡単な作業にみえて
とても困難な作業です

全てをありのまま受け入れるというのは
受動的な作業であるように思われます

ですから
主体的にすることはないように感じられるかもしれません

しかし その実
全てをありのまま受け入れるという作業は
膨大なエネルギーを要するのです

自分の基準に従って
必要とするもの、欲するものを吸収し
いらないものを排斥するのが
人間の自然な姿であり
本来的な意味での「受動的」な作業であります

これに対し
基準を設けず
自らを否定するもの、傷つけるものをも受け入れることは
受動的では為すことはできません
それは 真に主体的な作業とすることができるのであります
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by makitohigo | 2006-07-01 03:58 |

穴 5

<つづき>

漆黒の闇を腹に入れる

これは、簡単な作業ではありません

なんといっても
漆黒の闇はつかみどころがないのです

では どのように腹に入れるのか
手で何かを入れるようにはいきません

漆黒の闇を腹に入れるには
腹の中にブラック・ホールを作ればいいのです

腹にブラック・ホールを作ってしまえば
漆黒の闇を腹に入れることができるのです

そこで私は腹にブラック・ホールを作ろうとしました
なにもかもを吸い込んでしまうブラック・ホール
光も闇を吸い込んでしまうブラック・ホールを
自分の腹に作くる作業にとりかかったのでした

<つづく>
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by makitohigo | 2006-06-26 01:16 |

穴 4

<つづき>

とりあえず腹にできた穴をどうにかしよう
こう考えました

なんにしても腹の穴をどうにかしない限りは
携帯電話もみつからないでしょうし
なんといっても、自分の腹の中が垂れ流しになるっていう
この状態は何よりも優先して防ぐ必要があると考えたからです

どうすればよいか

一般的に、穴が空いており、そこから何かが垂れ流しになってしまっている場合
そしてそれを防ぎたい場合
「穴を塞ぐ」という作業をするのが普通であり
それでもダメなときは
その垂れ流れている何物かの元栓、源をとめるという作業をするのではないか
こう考えました

そこで、まず 穴を塞ぐにはどうしたら良いかということを考えました
「なにかを詰めてしまおう」 これが何よりも最初に頭に浮かんだソリューションでした

問題はなにを詰め込むか ということでした 
一体、この漆黒の穴の中で何を腹の穴に詰めることができるでしょうか?
私は長い時間悩んだあげく 
やはり、この漆黒の中で腹に詰められるものは一つしかない
という結論に至りました

それは

漆黒そのものです

<つづく>
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by makitohigo | 2006-06-23 08:06 |

穴 3

<つづき>

なんか 完全に文体が変わってしまいましたが
それは後でなおすとして

穴をドンドン降りていきますと

光がドンドン少なくなり

きがつけが
あたりは漆黒の闇に包まれていたのでした

さすがに恐くなりましてね

ポケットから携帯電話をとりだしまして
その携帯電話の画面から発せられる光で
安心というものを獲得しようと考えたのです

これは我ながら名案であると思いました
そして早速実践しようとしました
次の瞬間
その案があまりに安易なものであり
そして 
今現在自分には実現できることではないことに気がついたのでした


携帯電話がなくなっていたのです


いや
正確に記しますと
なくなっていたのは携帯電話ではなく
その携帯電話が入ってたポケットが
なくなっていたのです

これはどうしたものかと
ポケットを探しておりますと

ふと
自分のおなかのあたりに
ぽっかりと穴が空いていることに
気がついたのでした

はてさて
おかしいな
腹がへっている覚えはないのだけれど

腹に穴が空いてしまったのです
これは問題であると認識しました

腹があいてしまったら
腹の中が全部みえてしまう

別に自分が腹黒いという認識はないですが
しかし
それにしても私は聖人君子でもありませんから
やはり
腹の中をみられる というのはあまり気持ちのいいものではないのです

しかし焦っていても なにも前には進まない
そこで整理することにしました

今、自分自身は底の分からない漆黒のカフェオレの穴を降りている
そして
その自分の腹には穴があいてしまっている

まとめると ざっとこんな感じでしょうか

すなわち
今、問題となっているのは二つの穴であり
よって
問題を解決するにはこの二つの穴をどうにかしなければならない

そういうことなのだと 気がついたのであります

<つづく>
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by makitohigo | 2006-06-22 05:44 |

穴 2

<つづき>

穴を降りる

それは簡単にみえて
簡単なことではない

表現の問題だ

ただ「穴を降りる」と言ってしまっても
実際的にはなんら問題はないように感じられる

しかしだ

人はこの一文をみただけでは
一体全体どのように穴を降りるのか
これを想像させることができないのである

しかし ここでは あえて 「穴を降りる」とだけ書くことにする

人に想像をさせない文というのは 果たして駄文であるかもしれない
しかし もしそのような批判を受けるなら
僕は甘んじてその批判を受けようと思う

なぜなら
いかように表現しようと
僕は「穴を降りた」としかいえないのである
僕はどのようにも穴を降りてはいない
ただ
観念的に穴を降りているのであるから
そこにおいて「どのように」ということを表現することは
非常に困難であり
また
それを強行として表現しようとすれば
誤った情報を読者に与えかねない
それこそ 文章を書くことにあたって
してはならないことなのである

とにかく

僕は穴を降りたのである
カフェオレの穴を

<つづく>
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by makitohigo | 2006-06-22 03:12 |

ある日 お外を歩いておりましたら

それはそれは天気の良い日だったんですが

目の前にね 大きな穴が空いてたんですよ

でね

その穴のところに標札がありまして

「カフェオレ」 って書いてあんたんです

カフェオレ?
カフェオレは大好物なものですから
思わず覗いてみたらですね

それはそれは
深い穴でして
全然底がみえない

ましてやカフェオレの気配なぞ微塵もしないのでした

おかしいなあ
この穴はカフェオレの穴のはずなのだが...

そこで
僕はですね
全国のカフェオレ・フアンのために
ここは一つ犠牲になってみようかしらと思いまして
そして
思い切って穴に入ってみる決心をしたのでした

<つづく>
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by makitohigo | 2006-06-21 11:08 |