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そんこんなで どんなもんだ


by makitohigo
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20年後の自分

「多分本当の未来なんて
 知りたくないとあなたは言う」
          
        サザン/マンピーのGスポット より
         
友達が就職活動のエントリー・シートで
「あなたは20年後の自分の姿をみたいですか?」
って質問があって
それで悩んでいた

面白い質問もあるもんだ
そんなこと聞いて僕らの何が分かるというのだろうか
でも、まあ就活は内定もらうことを最優先に考えるべきだから
「やっぱ個性的な答えで他人と差別化をはかった方がいいんじゃん」
ってアドバイスしてみました

でも
就職活動なぞやめてしまったひごくんは
素直にこの問いに向き合ってみることにした

20年後の自分の姿をみてみたいか

例えば道端で突然タキシードを着た40代の男性が声をかけてきて
「このドアを開ければ、あなたは自分の20年後の姿がみれますよ
料金は無料です」
なんて言われたら
どうする?
ドア開けちゃう?

迷いどころだよね
見たい気もするけど 見たくない気もする

見たいのは、単純に好奇心から
見たくないのは、やっぱなんだか怖いから


よおく考えてみた

そして出た答えは
「見たくない」

なんで見たくないのか?
それは
人生の楽しみがなくなってしまうから
やはり、常に「明日」に向かって生きている以上
「明日」の自分が楽しみで だから生きてるんだと思う
一概には言えなけど
なんだかんだ言って、夢みてる自分がいるわけで
だから20年後の自分を見るっていうのは
読んでる途中の推理小説の結末を覗いちゃうのと同じ行為だと思う

なにを隠そう 小学校時代推理小説にはまったひごくんは
いつも結末を読んでしまおうという衝動にかられてた
そして一度、途中で結末を読んでしまったことがある
すると、瞬間的にもうその小説を読む気がなくなってしまった

もしかしたら20年後の自分を見させられたら
自殺しちゃうんじゃないかな って思ってみたり
まあ、でも結末じゃないからね20年後は
言ってみれば、1章くらい飛ばして読んじゃう感覚だろう

それでもイヤだ

やっぱ僕らはなんだかんだ言って
「明日」を夢見て生きてるんだと思う

僕らの前はまっさらであり続ける
それがやっぱり正しい姿なんじゃないかな


「僕の前に 
 道はない
 僕の後ろに
 道は出来る」

               高村光太郎/「道程」の一節より
by makitohigo | 2006-02-20 02:06 | 将来とかについて