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そんこんなで どんなもんだ


by makitohigo
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日本の教育について

どうも 最近新聞を読んでるひごです こんにちわ
さすがに毎月3000円をドブに捨てたくないんで

で 今日(正確には昨日の)朝刊一面の記事が日本の学力低下の問題だった
なにやらOECD内で国際学力調査をしたところ
日本は応用力に欠けるらしい

「公式をそのままあてはめるような設問には強いが、身の回りのことに疑問を持ち、それを論理的に説明するような力が弱い」

らしい

うなずける 
数学的な論理力があっても、それを実生活に応用できない
「数学は数学」と考えてしまう

難しい方程式は解けても
実生活において数学的な帰納法を用いることができない

これは、ほんとに感じるところである


で、もし教育に問題があるのだとしたら
自分は「試験を前提にした」教育方針に問題があると言い切る
断言する

ミクロからマクロまで
中間期末から入試システムまで
ついでに公務員になるためにも
教育の全ての根本に「ペーパー」が絡んでくる
この根本原理を改善しないで
授業時間を増やしたり減らしたりしても意味があるわけがない

ゆとり教育とか言って授業時間を減らして
学力が下がったって騒いでまた授業時間を増やす
授業が減ったら学力が下がるのは当たり前じゃないか
それでまた増やして ほんと何がやりたいのやら

そもそもゆとり教育の基本理念は「詰め込み」の解消のはず
「詰め込み」の原因は授業の多い少ないではないことは明白なはずである
試験を前提とした教育システムそのものが「詰め込み」を誘発しているのではないだろうか
なのにゆとり教育の具体的な政策は授業量、教育量の削減
これほど問題意識と政策が合致しないものもめずらしい

ちなみに欧米(なんでもかんでもこれと比較すると欧米被れといわれそうだけど)
は日本や韓国ほど「入試」システムのような硬質なものは存在しない(と思う)
自分がアメリカにいた頃も試験はなく、よって授業もとても有機的だった
日本の教育システムがそこまで変わることは不可能だろうけど

なんにせよ
「自分で考える」という力
問題意識をもちこれを解決する能力
物事を論理的に把握する力
これは
「どこが試験に出るか」ばかり考えさせられる
日本の現行の教育制度では身に付くものではないだろう

もっと有機的な教育制度の構築
そのためには「試験」の代わりとなる評価システムを考えていく必要があるだろう

と思う
by makitohigo | 2007-12-06 04:53 | 社会とか政治とか経済について